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2023.04.05

印刷用語集「た」~「と」

耐光インク(たいこういんく)
日光(紫外線)よる退色が普通のインクより少ないインク。屋外用の看板やマークの印刷に利用される。

耐光性(たいこうせい)
印刷面が屋外の直射日光にさらされる場合に(看板、ロゴステッカーなどマーク類など)どのくらいの期間、色褪せずに残っているかを示す。黒色は比較的残りやすいが赤は色飛びしやすく消えて無くなるケースも多い。

耐光ラミネート(たいこうらみねーと)
日光(紫外線)よる退色が普通のインクより少ないラミネートフィルム。

耐刷力(たいさつりょく)
刷版が印刷に耐える能力のことで、版寿命の長さのこと。

台紙(だいし)
写真植字、図面などを貼り込む紙。アート紙、ケント紙、アイボリー紙などを用いる。JIS規格のA判、B判の仕上がり寸法、トンボなどを非感光性のインキ(ブルー系)で印刷し、市販されてもいる。ある程度、腰が強くなければならない。

耐光性(たいこうせい)
太陽光線に曝したときに、材料の持つ特性が低下しにくい性質のこと。とくに変色しにくい性質をいうことが多い。

耐水性(たいすいせい)
水に対する対抗性のこと。一般の紙は水に濡れると強度低下が大きいので、耐水性が必要な場合には耐水化剤(ポリアミド樹脂、メラミン樹脂など)を添加する。

耐熱性(たいねつせい)
印刷インキの熱に耐える性質のことをいう。

台紙(だいし)
プレス加工時に利用する厚紙の下敷きの意味で使われたり、印刷製本の分野では原稿の入稿や印刷スケジュールを管理するシートの意味で使われる。

ダイレクト刷版(だいれくとさっぱん)
CTPと同じ意味で使われ、コンピュータ制作されたデータをプレートセッターという機器を通して直接刷板として出力するシステムのこと。

蛇行(だこう)
巻取りを繰り出したときに、シートの走行が左右にずれる現象のこと。巻取りの側面が不揃いで凹凸のあるときは、当然蛇行が起こるが、巻取りの巻き硬さが軟らかい場合、繰り出し時にかかるテンションにより、シートが左右に振れることがある。

多色刷り(たしょくずり)
複数の色のインクを重ねて刷ることで、カラフルな印刷物を作成する方法。

多層平版(たそうひらばん)
親水性金属、新油性金属を鍍金(ときん)技術を応用して多層に重ねたオフセット版材で、高価にはなるが耐刷力の大きい印刷効果のよい版が得られる。

断落とし(たちおとし)
裁割の際、所要の寸法に断裁した残りの半端の紙、または三方断裁機で仕上げ断裁したときに出る裁くずのことをいう。

タック(たっく)
粘着性のこと。印刷インキの場合、インキの粘着の度合いをタック№で表示しており、数字の大きいほど粘着性が大きいことを示す。

タック紙(たっくし)
ステッカー製作などに利用する粘着ラベル。

脱墨(だっぼく)
印刷された古紙から印刷インキを除去すること。印刷された古紙を再生利用するための古紙パルプ製造の1工程で、古紙を水中に分散させ機械的、化学的処理を行って、インキを除去する。

縦目(たてめ)
一般の平判紙は長方形に断裁されており、抄紙時のマシンダイレクション(MD方向)が長方形の長辺に平行しているのを縦目という。

縦目の紙(たてめのかみ)
紙の繊維の流れの方向が長辺に平行な紙をいい、この方向は湿度に対する伸縮が小さく安定している。

打抜き加工(だぬきかこう)
打ち抜き加工。ポンス抜きに代表されるように、印刷物を専用の金型を当てて圧をかけて抜き切る。

だぶり(だぶり)
印刷機の調整不良などで網点や画線が二重に印刷されることをいう。

断裁(だんさい)
製本工程で、仕上がり寸法に断落とす。裁切りなどの処理が必要となってくる。

地(ち)
本の部分の名称で天に対していう言葉で、本の下部の切り口のことをいう。

チヂミ加工(ちぢみかこう)
シルク印刷直後にUV照射することで照射地点から順にインクがちぢんで特殊な凹凸面ができあがる。アルグラスなどの素材が良く使われ、高級感、立体感がでる。

畜光インク(ちっこういんく)
暗所で光る。インクに入っている顔料の特性で昼間に光をためておき夜間に光らせることができる。

蓄光パウダー(ちっこうぱうだー)
暗所で光る。顔料の特性で昼間に光をためておき夜に光らせることができる。パウダー状なので塗料に混ぜて使う。

中間調(ちゅうかんちょう)
調子ものの画像のハイライトとシャドウの中間の調子のことをいう。

チョーキング(ちょーきんぐ)
インキの固着不良事故のことで、ビヒクルが紙中に浸透し顔料分だけが紙の表面に残ってしまったために起こる。

継ぎ目(つぎめ)
シートとシートを継ぎ合わせた部分のこと。継ぎ目の作り方には、突合せ継ぎ、重ね継ぎなどがある。継ぎ手ともいう。

壷上がり(つぼあがり)
印刷中にインキが印刷機の壷の中で固まってしまって、ローラーに転移しなくなりインキの呼び出しができなくなる状態のこと。

坪量(つぼりょう)
紙の重さを表示するもので、一般にはg/㎡の単位を使用する。米坪(べいつぼ)ともいう。

定着(ていちゃく)
写真の現像後の処理で、未露光の銀塩を溶解し明るいところに出しても安全なように処理すること。

TP(でぃーてぃーぴー)
Desk Top Publishingの略で、かつて紙面上で行われたデザイン・レイアウトなどの作業をパソコンで行って、電子データを印刷所に持ち込むこと。机上出版。修正、コピーといった作業が容易になり大幅に効率化された。

低解像度(ていかいぞうど)
データが軽くなるが、解像度が低くなり画質が粗くなったもの。

ディック(でぃっく)
DIC番号と呼ばれることが多く、よく使われる。カラーチップ表の事。印刷注文時に番号などで指定する。

DIC番号(でぃっくばんごう)
広く使われているカラーチップ表の事。印刷注文時などに番号などで指定する。

データ(でーた)
未加工の数値、文字、図形、画像などの情報。

テーパーテンション(てーぱーてんしょん)
巻取りを作るときに、巻取り軸のテンションを最初強くし、その後巻取りが大きくなるにつれて徐々にテンションを減少させるようにテンションをテーパー状にコントロールすること。

電算植字システム(でんさんしょくじしすてむ)
組版編集をコンピュータで行い、その結果を写植版下で得るための装置とソフトウェア全体をいう。

電子製版機(でんしせいはんき)
電子回路を使用して原稿を光点で走査し、その光を光電管で受け、画像の調子を電流の強弱に変え、色分解、拡大・縮小、修整、網点化等の処理を行い、露光済みの色分けフィルムを出力する装置で、カラースキャナともいう。

転写シール(てんしゃしーる)
トムソン加工などによりハーフカットされた印刷ラベルで、一度貼り付けた後、剥がして切り取ったラベル部分だけを残す。

天糊(てんのり)
便箋、伝票、メモなどのように天を糊などで固めて、1枚ずつ剥ぎ取れるように仕立てた製本様式のこと。

特色(とくしょく)
あらかじめ特定の色に調合されたインクのこと。“スポットカラー”とも言う。先方の指定色がある場合や、CMYKのフルカラーでは2色以上の掛け合わせをすると彩度が低くなり発色が悪いので、そういった場合などにも利用する。インクメーカーごとに調合比率は決まっていて、各社のカラーチップを見本にしてインク色を指定する。

特色版(とくしょくはん)
プロセスの4色版以外の特別色を重ね刷りするための版のことで、4色だけでは原稿の持つ特別な色合いの発色が得られないような場合に、その色単独で刷り重ねる版のこと。

ドクターブレード(どくたーぶれーど)
抄紙機のプレスロールなどのロール表面の付着物をかき落とすため、あるいはグラビアロールのロール表面の過剰液を除去するために使用される薄いブレード上の板のこと。

綴じ代(とじしろ)
製本の平綴じの際、綴じる部分の余白のこと。

ドットエッチ(どっとえっち)
網版フィルムの調子修整のため、減力液により網点の大きさを縮小することをいう。

凸版印刷(とっぱんいんさつ)
活版の代わりに感光性樹脂を刷版に用いるもので、週刊誌のモノクロページなどに利用される。

どぶ(どぶ)
断裁の際のズレを計算して、仕上がりより天地左右に3~5mmくらいの余白を取っておく。

トムソン加工(とむそんかこう)
打抜き加工とも言う。スポンジの入った専用の木型を使ってステッカーなどを全て抜き切らずに半抜き(ハーフカット)する。

共紙(ともがみ)
本の付物などを本文と同一の用紙で印刷したものを共紙または本文共紙という。

ドライオフセット(どらいおふせっと)
オフセット印刷機に感光性樹脂凸版を付け、ブランケットを介してオフセット式に印刷する方式で凸版とオフセット印刷の両方の効果を狙っている。

ドライダウン(どらいだうん)
印刷直後のインキの濃度が乾燥してくるにつれて次第に減少してくることをいう。

トラッピング(とらっぴんぐ)
多色刷りで先刷りしたインキの上に後刷りのインキが乗ることをいい、ウェット印刷では先刷りインキほどタックの高いインキを使用する必要があるとされている。

トンボ(とんぼ)
多色刷りの際の見当合わせなどのために画面の4辺に付ける十字の印のことで、形がとんぼに似ているところからそのように呼ばれている。レジスターマークともいう。

アイデアと
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